梅雨の所為:散文
ここ数日何もやる気が起きないし、何も活動的なことをしていない。そんな生産性の無い日々はいつの年でもあったけれど、毎回、受け入れ難い。
半年ほど強制的に忙しい日々が続いて、ついに終わり、気が抜けてしまった。
目まぐるしい毎日で、辛い時も山ほどあったけれど、やりたいことをリストアップして、切望しながら日々をやり過ごしていた。
それなのに、終わった瞬間やりたいことすらやらなければならないことに感じてしまう。この差はなんだろう。やりたいことって、それをするにもエネルギーがいるんだろうけれど、わたしってこんなに何もできなかったっけ?
わたし、どうなりたいんだろう。
幾度となく夢に見た自分がいる。
痩せて、ヘアメイクも服も完璧で、勉強も趣味も全力でやって内面も磨き、行きたいところに行って、やりたいことをやる。キラキラした、雑誌やスタイルブックの中のモデルのようなひと。
そして、胸を張って、自信を持って、わたしが好きだったひと、わたしを好きだったひとに会いに行く。
変化で心を掴んで、願わくば振り向かせて……、そして?
わたし、どうしたいんだろう。
誰かの心の中にいたいのか。
ああ、そうなのかもしれないな。