2020
first
忘れようとしても、ふとした瞬間に突然思い出される痛み
一度考えて、ああもう傷つく必要はないと思って落ち着くけれど、しばらく経つとまた思い出してじくじく痛む
喪失
何かで満たされるまでは、心の隙間にたまに気づいて、傷ついて、きっとこの繰り返しなんだろうと思う
いつもの、雑踏を抜けた人気のない道を歩く
ふと見上げたらあまりに空が遠く澄み渡って綺麗で、視界も心も開けた気がした
裏道のつきあたり、1本の木から透ける空、風で木々が揺れる、静寂、世界にはわたしひとりだった、楽園
どこにでもゆけると思った
隙間はいつか満たされると知った
next
人と話すことを避けて、
傷つけたかもと思い悩むくらいなら
ちょっと無理してでも疲れてでも頑張って喋ればいい
話せたらきっと私は満足するんだと思う 私頑張ったって
そのほうが健やかだ
他人より優先したい自分らしさはそこにはないんだろう
ひとの心の隙間に愛を注ぎ
自分の心を自分で満たす術を学ぼう
視野を広く、ひとにやさしく、自分をほめる
2020